【Character】塗装屋さんのカエルイラスト

塗装屋さんのキャラクターロゴの制作のお手伝いをさせていただきました。今回はキャラクターロゴということで、前半は手描きのラフスケッチ提案までのプロセスをご紹介します。

はじめに、いくつかバリエーションを展開します。まずカエルってどんなだ？というところから資料を収集します。爬虫類の図鑑を見たり、Google検索でイメージを集めていきます。イメージが膨らんできたら、スケッチを描いていきます。想像出来る範囲で描くのと、資料を集めてえがくのとでは絵の説得力やリアルさが変わってくるので、この段階は手を抜かないことが大切。

正面向きがロゴとしては見栄えがありそうだと思い、5番は着色にも力がはいりましたが、クライアントさんは斜め向きの3番がお好みとのことでした。自分で描いているとコレが良いんだー！と決め兼ねないですが、あくまで塗装屋さんのキャラクターとしてクライアントさんのイメージを具現化することが目的です。

好みに合わせて、自分のタッチや構図も変えていけるような柔軟さが必要です。途中確認はお互いのイメージのすれ違いを減らして、緻密に擦り合わせを行い、なるべくお客さんのイメージに近づけるように、その為にもこまめに確認をしていきます。完全おまかせ！という方もいれば、具体的に指示をしてくれる方も見えます。今回のクライアントさんは後者です。

塗装缶にロゴを入れて、カエルの手には刷毛をもたせたいとの要望を頂いて描きなおしました。ラフスケッチの段階ではこのように少しずつブラッシュアップしていくプロセスが最も大切な段階であり、クライアント様にとっても楽しい部分ではないかと思います。お互いにクリエイティビティを発揮してより良いものを創り上げていく工程です。

最終のラフスケッチです。ロゴもワンポイントで塗装缶に入り、アクセントにもなりました。

そういえば昨日、海南こどもの国で昆虫採集をしている時に、久しぶりにアマガエルを見つけました。名古屋ではなかなか見つけられないカエルさん。末っ子も大興奮。塗装屋さんのロゴも制作していたので、じっくり観察。やっぱ、可愛いですね。