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【Idea】共創を加速させるツールとは?2人同時描画ツール Twin Sketch

共創というキーワードが流行っていますが、クリエイター同士の共創を支援するツールについて考えてみます。1人でやってるよりも同時並行的に、パラレルに動いて、思考し、記録し、行動ができるような、そんな共同作業が出来るようなツールにはどんなものがあって、今後どのようなツールが登場しそうか、考えてみました。

◾︎Keynoteの共同編集機能
キーノートの共同編集機能は以外と便利です。プロジェクトメンバーとデータを共有しながら、資料をまとめていくことができます。webアプリケーションとしても機能する為、windows環境でも画像を貼り付けしたり、文字を配置したりなど、基本的な編集機能はまかなえます。webアプリケーションでネックなのは動画が貼り付けられないことぐらいでしょうか。そのうち対応しますとあってから四、五年経ってまだ実装されていないので、難しいんでしょうね。

◾︎Dropbox paperの共同編集機能
最近だとDropbox paperがエバーノートに近いですが、共同編集機能を実装しています。例えば展示会などの視察報告などは、動画もyoutubeのリンクを貼れたりするので、共有がとてもしやすいですね。参加した人みんなで同時並行的に編集出来るのはwordなどには無い機能で、効率も上がり良いと思います。

◾︎Evernoteの共同編集機能
プレミアムだと、チームごとに特定のノートブックに共同編集を付け加えることが出来ます。僕はかなりこの機能を活用していて、例えばアイディアをみんなで発散する時には思いついた時にみんながメモを残しておけるノートブックを用意しています。チーム全体で共有できるので、便利です。スケッチのテクニックなどもスケッチ研究などのノートブックを作成してデザイナー間で共有したりしています。

◾︎モデリングツール
モデリングも同時に編集するツールになってくると予測しています。部品単位でできるようなソフトもあるかと思いますが、リアルタイムにどんどんASSYデータが変化していくような、そんなモデリング設計ツールが出てくるでしょう。日本だけでなく世界と繋がり、あるプロジェクトのデータを瞬時に作ってしまえるような世界も訪れる気がしています。

◾︎スケッチツールTwin Sketch(仮称)
スケッチを描くのは1人だけで、とは誰が決めたのでしょう?2人で一枚の絵を完成させても良いと思います。背景、キャラクター、メカなどそれぞれの得意を持ち寄って、同時並行的に仕上げていくような、クリエイター同士のコラボレーションスケッチツールTwin sketchが2018年には登場してほしいです。1人で悩んで悩んでなかなか良いスタイリングが決まらない時に、アドバイス的にこうしたら?と提案してくれる人が出てきたり、学生に対して絵の添削をリアルタイムでスケッチを修正していけたり。1人の表現力には限界があっても2人、3人のデザイナーが集まれば、文殊の知恵じゃ無いですが、やれることは無限大になると思います。

アイディアだしも誰かのアイディアに乗っかったり、自分が考えていた方向性とは全く違う切り口のアイディアなどをリアルタイムに受け取って、インスピレーションを深めていく。共創作業によってアイディアの価値を何倍にも高められたら最高です。