名古屋の介護施設を経営するメグラスさん。ご縁があり少しだけTakebonも関わっていますが、その企業理念が非常にユニークだったので、ここでまとめておきたいと思います。
企業理念はワクワクを創るコト⁈
メグラスさんのメインとなる事業は介護施設の運営です。介護というと3K=キツイ、汚い、過酷というイメージがあり、人手不足という印象があります。一般的にネガティブなイメージがあり、敬遠しがちな業界なのではないでしょうか。僕もそうでした。介護でニュースになる事故や事件が多いことも、その要因の一つかもしれません。そのことを重々承知の上で、介護のイメージを刷新していきたいという強い理念を掲げていらっしゃいます。企業名の改名までされていて、その本気度は社長が社員へ向けた動画を見るとビリビリ伝わってきました。名古屋で最も勢いのあるスタートアップだと感じます。
以下のリンク先の羽田さんの言葉が心に残ります。
【2018年こだわりオフィス ✕ メグラス】「よいめぐりを世の中へ、起点となるのは社員の幸せ」
https://wrap-vr.com/archives/30298
「よいめぐりを世の中へ」という標語が弊社の掲げるミッションです。現在の日本に漂う閉塞感や未来への不安の原因の一つは、社会の高齢化だと考えています。なぜかというと、高齢者の生活が幸せに見えないことや、介護を受けることへマイナスなイメージが若者の希望を少なからず奪っているからです。
弊社は、老いること、介護を受けることのイメージを変えたいと考えています。高齢になっても、誰かの手を借りても、これまでにないような人生の楽しみを提供していきたい。そんな思いが私たちの作る事業には込められています。
サービスを提供する社員を何よりも幸せして、それを目の前のお客様に、そして社会に波及する「よいめぐり」とすることが弊社のミッションです。
よいめぐりを世の中へをミッションとして、介護のイメージを刷新していく。その為にはIoTも活用するし、社員のアイデアや企画も任せて実験する。失敗しても糧になれば、前に進める。ネガティブだった一般的イメージとは裏腹にその業界で働く社員を幸せにすることを第一に、常に変革していくスタートアップの生態系から学ぶことはたくさんありそうですね。
性悪説から性善説へのシフト
性悪説に寄りかかって、罰則やルールを次から次に作り、縛りを設ける経営手法は依然として残っています。そうではなくて、性善説で社員に対する信頼を元に、働き方をフレキシブに変えていけるスタイルは、これからの企業のあり方を示しています。
・情報を制約せず、ありのままを開示
・トップ自らがWANTSを示し、社員がみんなで次なるビジョンを構築
・クライアントの前に、お客さんの前に、まず社員とトップとの信頼関係を大切にする
・社員の幸せを最も重要なミッションとして掲げている。
メグラスさんのホームページや記事などを読むとこれからの組織のあり方を先進的企業の実例の良い部分を可能な限り吸収して、常に変化をしている不易流行企業なんだなと感じます。働き方改革は残業ゼロだけではなく、そもそも社員がどう働きたいのか、生きたいのかということをヒアリングすることろから始まっていくんだろうと思います。
「組織作りにはGoogleやYahooなどのITベンチャーのような合理的なシステムを、経営の幹となる部分はトヨタや京セラなどの長く続く大企業の思想を参考にしています。ミッションを達成するためには、吸収できるものは全て吸収してすぐに実践するというのが弊社のスタイルです。その点では、弊社だけで為せるものには限界があるので、ノウハウについて一切隠さず他社へも公開しています。それによって業界全体が底上げされて、よいめぐりに繋がってくれればと考えています。」
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