2k540 御徒町と秋葉原の高架下にある工房兼店舗が密集するモノづくり拠点を視察した。
ファストファッションの流れとは逆に、
「大切に永く使える良品」が失われつつある「日本のものづくり文化」の再生。
古き良きものを残し再生することで、
次世代に繋がる新たな価値の創出に取り組んだAKI-OKA ARTISANの
職人による伝統工芸技術を応用したモノ作り型の工房店舗が立ち並ぶ。
■腕時計メーカー×彫金師によるショップ K-CRAFTWORK JAPAN
金属の研磨を専門とする技師による精巧なMADE IN JAPAN。
目の前で彫金をしている様子もみることが出来る。
MINASEブランドの職人のメイキング動画がループで流れている。
細かい装飾を指先だけで彫金する空間は静謐な演出がなされていて、緊張感があった。
■伝統工芸×デザインブランドhacoa
福井の伝統工芸木材技術を活用し、文具や電子機器などへ展開しているブランドであり、
贈り物などの印字をその場で加工してくれる工房型店舗を展開している。
モノ作りだけでなく、コト作りとしての商品展開が参考になった。
■永久交換保証をする高品質靴下メーカー「GLEN CLYDE」
靴下に穴が開いたら無料で交換してくれるという「永久交換保証」を
特徴にしたブランド「LIFE LONG」を展開するメーカーであり、
靴下を消耗品扱いしていない誠実なモノ作りに共感した。
幻と呼ばれるシーアイランドコットンを採用した生地は、
その申請から認可が降りるまで多額の費用と手間がかかるとの事。
日本の職人の手により希少価値の高い素材から品質の高い商品が産まれる。
こういったコラボレーションは日本のモノ作りにとって大切にしたい価値観でもある。
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