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【Communication】卒園式で気付いた子供から見た親のイメージ

運動会の時の絵が衝撃でした。子供たちは一生懸命綱引きをしていますが、親は応援しているはずが、カメラごしに子供達を見ているんです。確かにそうだ。カメラを回すのに必死になって子供たちのリアルを見ていなかったのかもしれない。そう感じた時にあたりを見回すとみんなファインダー越しに子供を見ていることに気付いたのです。

後からビデオや写真で見返すことは出来ますが、その一瞬のリアルを親が見ることに価値があるのではなくて、子供から見た時に何か変な違和感があるだろうということです。僕のことちゃんと見てくれてるのかなぁ?という素朴な疑問をみんな持ってたりするんじゃないだろうか...?そう思うとファインダー越しではなく、自分の目で子供達を応援する方が良いと感じるようになりました。ですが、やっぱり記録には残しておきたい。その葛藤があります。Innovation By Robot 幼稚園に設置するロボットプロジェクトでもこの時の衝撃の体験をシェアさせていただきました。

子供目線になった時に気付くことはもっともっと沢山あるんだろうと、考え込んでしまいます。カメラを回していれば、拍手も出来ません。手ブレを気にしたり、前の人が邪魔して撮れなかった事に苛立ちを隠しきれない自分が、実はその手荷物を手放せば、解決していたんだろうという事実にハッとさせられますが、なかなか手を開けるということができない自分がいます。AIとカメラを搭載したロボットが自動で子供達の迫力ある映像を撮影してくれたら解決するのでしょうか...。