新生的少年 しまだそう展 はるひ美術館に行ってきたらなんだか懐かしい気持ちになった

日曜日に清州にあるはるひ美術館に行ってきました。
しまだそう展でクリエイティブパワーを充填。

朝イチで行くとご本人とうちの家族しかいない状態で色々と、お話を伺うことが出来ました。
面白いから描く、つくる。子供の頃好きだったものが自分の原点にある。これって純粋だけど、本質的な話だなぁと。

振り返ってみると、デザインの領域に来てから、大学の頃は実験的な作品を作っていましたが、企業人になってからはクライアントがいるデザインワークしかほとんどしてこなかったなぁと。だからしまださんの純粋な気持ち、懐かしい感じがしたのはその為だと思いました。

ファインアートで自分をリセット出来そうです。
文字にはそのカタチと音のひびきがある。
ひらがなの「る」とカタカナの「ル」は、
全然違うイメージだと。
たしかになるほどなぁとおもいました。
ドンを表現してみて!と子供達に言ったら、
こんな格好に。
整然と並べられた色の組み合わせに娘が反応。
このイメージはあの作品みたいだね。
と、イメージ同士を結びつけていてびっくり。

僕はここで戻った感じを味わいました。いつの日からか忘れていた感覚。タイポグラフィが秀逸なのでグラフィック関連の仕事が来るけどうまくいかないという話を聞き、ファインアートの世界にどっぷり浸かりました。昔、描いてなぁと。20年前の記憶が蘇ってきて、なんだか懐かしい気持ちに。


なぜこんな話をするかというと、アート思考はこれからの世の中と相性が良いからです。なんだか良い。理由は無いけど面白い。そんなところからのアイデア発想は当たるということ。感性と直観でまずは感じる。ロジカルはその後で良いんですね。プロダクトアウトとかマーケットイン、アウト。どれもいるんですよね。でも、徹底してたった一人のために考え抜いたものは人の心を打つと信じてますし、そういうものを作れるデザイナーでいたいと思いました。