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【二人称のデザイン】coconalaを振り返る

最近になってココナラの依頼が増えてきました。嬉しい事です。本業をしながらも、ココナラなどのクラウドソーシング的活動を細々と続けています。一つ一つの案件を丁寧にこなしていくことで、少しずつアウトプットするデザインのクオリティーも上がってきました。ココナラはクリエイターにとっては、プロとしては食べてはいけないけども、あらゆる顧客との接点を創り出してくれて、自分が磨きたいスキルをサービスを低価格で販売して、その表現技術力やコミュニケーション力(伝達力)を実践を通して向上させていくことができる、そんな道場的な位置づけだと考えられます。

 

では、Takebonの現在のダッシュボードを見てみましょう!

 

 

coconala takebonのダッシュボード


こんな感じですね。出品数は17件。チリも積もれば山となるとはまさにこのことでしょうか。少しずつ増やしていったサービスが17件にもなっていました。すべてのサービスが購入されているわけではなく、実験的に始めたサービスもあります。今月の販売額は私の手違いでトークルームを間違えて閉じてしまったサービスもあるため、実際にはもう少し低いです。評価数は47件。みなさんからの評価コメントは本当に励みになります。この評価コメントのために頑張っているようなものですね。人の役に立った!という瞬間を味わえるのが、この評価コメントをしみじみと読んでいる時です。

 

単価はココナラの相場を見ながら調整したりしていますが、プラスオプションサービスを付随するような形です。CGなどのデータ作成では基本料金がどうしても高くなってしまうので、例外もありますが...。また繁忙期にはサービスを停止していたり、現在もかなり受注が立て込んでおります。サービスが17件もあるので、すべてのサービスを繁忙期だから停止とかできないのが難点。一括停止機能があるとユーザーフレンドリーだと思います。coconalaの中の人〜!

 

 最近面白かった案件は、個人で運営されている子供向けの英語教室の新しい事業アイディアです。依頼主様より公開OK頂いておりますので一部前回ブログ記事にて公開しています。このアイディア提案はワクワクしました。お客さんが実際に提案アイディアを採用してくれるかどうかはまた別の問題ですが、私自身の当事者体験を元に、タイムリーにアイディアを出していけたから楽しかったです。こんな案件をどんどん増やしていきたいと思い、ブログでも紹介させていただきました。

 

ついこの前ONE JAPANの一年記念総会があったようですが、面白いデータが取れていました。志高い人の集まりでもあるからかもしれませんが、新規事業に興味があってやってみたいという人が8〜9割だったそうです。オープンイノベーションと叫ばれて、大企業が躍起になって外部とのコラボレーションを!と動いているような記事をたくさん見かけますが、果たして実際にビジネス化されて、利益も確保できているプロジェクトってどれくらいあるんでしょうか。なかなか指を数えるくらいしかないんじゃないでしょうか。僕が初期に関わったロボットプロジェクトも本格的に動き出してはいますが、商品化まではまだあと一歩というところです。

 

■ニーズがあるかどうか?

17件のサービスのうち、何が評価されているのか?

評価コメント数ランキングをまとめてみました。

 

1位:ロゴマークサービス 16件

2位:コミカルで可愛いイラスト描きます 11件

3位:かっこいいイラスト描きます 7件

4位:似顔絵描きます 5件

5位:図解サービス 2件

5位:新規事業アイディア 2件

5位:プレゼン資料作成サービス 2件

5位:名刺作成サービス 2件

 

こうみるとロゴが圧倒的に一位です。それだけ需要があるということでしょう。今までに依頼があったお客さんは、1個人店舗のお客さん、2スタートアップ系ロゴ、3企業ロゴの順です。個人店舗系は、経営者や店舗の店長さんからの直接依頼が多いです。スタートアップ系は、友人からの依頼がメインで、それ以外も記憶があいまいですが、あったかと。ただし、ロゴマークは時間がかかりますし、コミュニケーションコストがかなりかかります。個人のお客さんにとっては長い間使用する代表イメージなので、想い入れも強く、妥協は一切なし。そのつもりで自分もデザインをしていますが、やはり、お互いのイメージすり合わせに時間がかかることが多く、精神的な消耗も激しいです。辛い事も多いですね。なのでもうそろそろロゴマーク単体サービスはいいかなと。

 

グラフィックデザイン専門でもないので、毎回試行錯誤の連続です。シンプルに伝えたい事をマーク化する技術は少しずつですが身についてきている感じはありますが、やはり得意かというと、まぁ得意だけど、正直なところ、ロゴ単体での作業自体はそんなに好きではないかもです。どちらかというとロゴマークから派生して、あらゆるビジュアルイメージを統一しブランド化を図っていく、そのプロセスに興味があり、デザイナーとしてトータルディレクションしてみたい分野でもあります。Visual IdentityとかCorporait Identityと呼ばれる分野ですね。今後はロゴマーク単体ではなく、CI、VIサービスにシフトしていきたいと考えています。名刺、パッケージ、WEB、 SNSなどのメディアを連携して、統一感のあるメッセージを伝えるビジュアルコミュニケーションに最も興味があり、今後シゴト化していきたい分野です。

 

以外にもコミカルで可愛いイラストが2位です。お気に入りも結構頻繁に入ってきて、かなり需要があるようです。可愛い系のイラストは割とすんなり承認をもらえる事が多く、描いていても楽しいです。あまり意識はしていませんでしたが、みんなに愛されるようなキャラクターデザインは割と得意な方なのかもしれません。描いていて悩む事はあってもあまり辛いと感じる事は少ないです。好きなんだろうな、とこのサービスをいろいろやってみて思うところです。ロゴマークで採用になっている案件も割と、イラストやキャラクター系が多いのも気になるところです。

 

似顔絵はココナラを始めた当初、結構依頼がありましたが、最近はとんとありません。似顔絵は激戦区です。そのため単価も低価格設定でないと売れないし、みなさんクオリティも高い。ここは潮時でしょうか。図解サービスは2件ありましたが、一つは友人Readmasterさんからの依頼だったと思います。アイディア生産工場の図解は楽しく描かせてもらいました。ある人の頭の中にある考えや思考を図示することは、アイディアブレストやアイディアファシリテーションなどを本業でもやているので、得意分野です。ここはもう少し具体的に掘り下げて、インフォグラフィック的な要素も取り入れつつ、新たなサービスに進化させていけそうですね。

 

■まとめ

ざっとランキングからニーズを読み取りつつも、自分の好きなことと得意なことを相対的に比較してみました。なかなかこういう振り返りはこういう出品サービスをしていないと出来ないものなので、ユニークな視点でもあるといえそうです。自分だけのオリジナルのサービスを誰かのために、お届けする。二人称のデザインサービスを如何にデザインするか?ここを考えながら、さらにココナラでクリエイタースキルを磨いていこうと思いました。

 

coconala takebonのページ

https://coconala.com/users/148578