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【Creative.Kids】子供の発想力を伸ばす環境をどのように作るか?

義務教育が始まり座学中心の学習へシフト

幼稚園では工作や演劇、音楽など創作活動主体で色々やっていた子供達ですが、いざ!小学校となると一気に座学が増えてきます。伸び伸びとしていた幼稚園生活が懐かしく、ちょっと窮屈になった教室で、彼女たちはどんな気持ちを最初に抱くのでしょうか?

やはり先生の話をしっかりと聞いて授業に遅れないようについていくことへの不安があるようでした。いきなり環境も変わり、義務教育課程も始まるので、これまで伸び伸びと遊んでいた幼稚園との違いにカルチャーショックを受けるようです。それでも少しずつ慣れていき、学ぶとは座って先生の話をじっと聞くことなんだということを認識していきます。

僕はこの小学校一年生の子供の体験に違和感を覚えました。僕らの頃とそんな大して変わっていない学習環境に。これから職種も変わり、働き方も変わる現代に、子供達の学び合いの場が何も変わらないのはおかしいだろうという違和感です。

おうちライフは伸び伸びと

せめてお家では伸び伸びとさせてあげたい。創作活動も目一杯やって欲しい。子供達の発想力を伸ばすための環境を整えてあげたい。こう思うのは親心なのか、クリエイター心なのかよく分かりませんが、現状の義務教育への危機感はある気がしています。

子育て世代で、ビジネスマン、クリエイター、研究者など、第一線で活躍されている方だとしたら、この違和感かなりあると思うのですが、如何でしょうか?何かの記事で今の学生は自分が何がしたいのか分からないという意見が大多数であることを知ったのですが、そりゃそうでしょう。正解のある問題しか解いてこなかった学生がいきなりほら!自由だよ!好きにやってね!って言われても戸惑ってしまいます。

このやりたいことは、どうやったら自然と湧き出てくるのでしょうか?自分の内なる声に耳を傾けたりする内省思考を巡らせてみたり、自主的な創作活動をしてみたり、答えがあるわけではない何かに没頭する時間が必要だと思いますが、義務教育の中でその時間はごく僅かで、限られているのが現状です。であれば、WANTS=やりたい!やってみたい!を引き出す環境はお家の中で整えてあげる事が重要なんだろうと考えます。

リビングでやれそうなアイデア

お家でどんなことが出来たらもっと創作活動が楽しくなるかな?たとえばリビング。子供達のメインの活動場所。折り紙、お絵かき、粘土、絵本など、ダイニングテーブルの上はあっという間に散らかります。自分で描いた似顔絵、折り紙で作ったお魚さん、粘土で作ったカタツムリ。みんな子供達の自信作。楽しいから作ったものばかり。誰かに強制されて作ったものや、頼まれて作ったものではない。純粋に作りたいから作った。ただそれだけ。

ダイニングテーブルではいろいろな遊びを親子で出来る楽しいプロジェクションマッピング。オセロや将棋のルールなどはプロジェクションによって可視化。天井カメラによって、白黒配置を記憶し、次の一手を打った瞬間に、どこが裏返るかマーキングしてくれたり。将棋であれば、各コマの役割を視覚的に教えてくれたり。とっつきづらいボードゲームも親子で楽しめます。

窓と壁がキャンバスに変身!窓を指でなぞることで、タッチセンサが機能して、お絵かきが出来たら、多分一日描きまくってると思われるTakebonファミリーです。壁面には描いたお魚さんたちがたっくさん泳いでいます。友達も絵を描いているようで、続々とお魚さんたちが増えていきます!そうなんです!ネットワークに繋がることで友達とも繋がることが出来ます。