【クリラボ通信】クリエイティブ思考ラボを社内で立ち上げる

クリラボを立ち上げた背景と理由

社内有志でクリエイティブ思考を探求する実験室を立ち上げました。この研究会では、クリエイティブワークに関する社内ノウハウの蓄積、外部から講師をお呼びしてアイデア発想ワークショップを開催し、アイデア出すのって楽しいね!と思えるような環境作りをしています。社内のベテランのアイデア発想ノウハウ、商品開発の創意工夫点、市場リサーチから新規の切り口で投入した事例などを集めて、新人でも企画者でない人でもアイデアを出せるような場作りに貢献していこうと考えています。

 

「発想考楽」という造語を作り、自分でやってきたアイデア出しの方法をこのブログでも公開してきましたが、昨年新しい環境に飛び込み、社内の空気や雰囲気に飲まれ、自分自身もなかなかデザインワークを楽しめない時期が続きました。そもそもアイデアや企画を提案する機会がないことも自分のモチベーションを下げる原因の一つになっていました。請負デザイナーとしてやっていくのか、新規事業を創出する企画者としてやっていくのか?この二択を迫られ、袋小路に入っている時期が続いています。今もそうです。

 

これではいけない!と一念発起して、だったら自らその機会を創り出そう!とクリエイティブ思考研究会を立ち上げました。「スケッチのワークショップをやりたい!」ということを日報へ書き込みしたら、総務役員であったSさんから、「是非やろう!社内にはこんな場もあるから」と激励を受け、「竹中さんのやりたいようにやって!どれだけ楽しめるかだよ。自由にやっていい!」と背中を押されて、ワークショップを開催。

 

何かを始める時、強力に応援してくれ、後押ししてくれる人がいると勇気が湧いてきます。新しいことを始めるのは孤独ですが、共感してくれる仲間を集めて、同じ目的に向かって、やりたいことをやれる環境があることは幸せです。今期に入ってからは、さらに仲間が増えて、やれる範囲も少しずつ広がっています。バラバラに点在していた点が少しずつ繋がっていくことを感じています。

 

 

クリエイティブエンジンはどうしたら生まれるのでしょうか?なかなか自分がやりたいと思うことって何だろう?と考えても思いつかないですよね?最初は楽しくたくさんアイデアを出すところから始めるのが良いと思います。たくさんアイデアを出していくと、日常の小さな違和感に気付ける目が肥えてきます。ハッとする瞬間やふとした瞬間に思いつく事があったりします。その瞬間をどれだけキャッチ出来るかで、アウトプットの質も変わってくるし、その感じ方や捕まえ方がユニークなアイデアに繋がっていきます。