· 

【アイデアの種】国際ロボット展2017 大学発のロボットが面白い!

東京ビッグサイトで開催された国際ロボット展に行ってきました!

ROXから始まり、Creative Partner、Creative Flowerに発展していったWemake×富士ゼロックス共創プロジェクト。僕は投稿者としてクリエイティブなアイデア会議でアイデアのファシリテーターとしてのロボットがあったら良いなぁという個人的な発想からROXとネーミングしたロボットを提案しました。対話相手とのクリエイティブコミュニケーションを想定していました。

さてさて、国際ロボット展ではどのようなロボットが展示されいるかみてみましょう。サービスロボットと産業用ロボットの二つの領域に分かれていました。産業用は主に製造現場で使われるロボットです。アームメカ式でロボット同士が協働するというテーマがトレンドのようでした。


サービスロボットが今回の視察の本命でしたが、これといって新しいなぁ!と思えるようなロボットは少なかったように思います。技術的に面白い試みをしているロボットは数多く見られましたが、そのロボットのユニークポイントが際立っていたり、利用シーンが面白かったりするロボットはまだまだアイデア次第で色々と提案出来そうです。


◼️東北大学の極限ロボットの駆動機構に見る技術進化

ロボットを移動体として捉えた場合の機動力を向上させるアイデアに溢れる研究をされていて、なるほどでした。フリー駆動を実現する二重車輪や、ネコジャラシのような毛を生やして前進する蛇型のロボットなどは、今までにない駆動機構の発明だと言えます。東北大学が国家プロジェクトのIMPACTとして、企業とコラボレーションして研究開発を進めているとのこと。勢いを感じました。

◼️介護見守り系ロボットには遊びのエッセンスを!

見守り系ロボットには、遠隔で家庭の子供とチャットができるコミュニケーションロボットや、病院施設などで活躍する自動追従監視系ロボットなどが主流で、豊橋科学技術大学で研究をされている三枝教授の介護見守りロボット「LUCIA」は非常にユニークでした。柔らかいウレタン系素材で出来たロボットで、叩くとポンポンと音がなり止まってくれます。通常は自動追尾するキラーのような動きをします。またプロジェクターで足元を投影して歩行アシストをしてくれるなどの遊び要素も持っているようです。遊びが大好きという博士。タブレット上に出てくるアプリケーションとハードウェアのモジュールはオープンソースとして公開されているようなので、新たにコンテンツを開発したい研究者や企業にとっても重宝するシステムだと思います。個人的にはキャラクターをもっと可愛くして、子供にも人気のロボットにしたいです!
介護ロボットにはパワースーツなどがありました。人工筋肉を活用して重いものを持ち上げるサポートスーツが数多く出展されていました。介護に必要な重労働を少しでも軽減させる為のプロトタイプですね。主に手動式で各部をアシストしてくれるようなロボットが多く展示されていました。

 

重りで重心バランスを取りながら小回りが利くロボットTAIRA君。このロボットも愛知産でした。BB8よりも小回りが利いていました。人の後を追尾している様子は可愛かったです。