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【虹色パラシュート】発達障害者向けのコミュニケーション支援プロジェクト

以前、Readmasterこと友人の大橋さんのアイデアシェアにて、 発達障害児のコミュニケーション支援ツールに関するアイディアを公募させて頂きました。 非常に多くの反響をいただき、14件ものアイディアをご投稿頂きました。 投稿者の方には改めて感謝致します。そして先日公募は終了しましたが、アイデアシェアにて当事者自らがアイデアを公募するというプロジェクトも開催され反響を得ているようです。当事者自らが発起人となって勇気を振り絞って発達障害の認知を向上するアイデアを公募されたことは非常に価値のある取り組みだと考えます。

 

■Takebon公募ページ

アイデアシェア 発達障害児向けのコミュニケーション支援アイディア公募

 

■アイデア公募を通じて考えたプロジェクト

当事者の方からのご自身の経験から試行錯誤して導き出されたアイディア、 教育機関で発達障害の支援をされている方からの有用なアイディアなど、 本当に参考になるアイディアばかりで、当選者を決定させてもらうにも本当に悩みに悩みました。 アイディア公募を通して発達障害者向けのプロダクト開発を今後加速させて行きたいと考えています。そこで、マイプロジェクトとして「虹色パラシュート」プロジェクトを立ち上げました。些細な取り組みになるかもしれませんが、一生かかってもやり遂げたいと考えているプロジェクトです。

 

■虹色パラシュートの理念

  発達障害者のコミュニケーション支援ツールの開発を通して、

  家族や社会の中で取り残されず、自己肯定感を持って、自分の

  力を十分に発揮出来る社会や家族との関係性を創り出します。

 

■提供する価値

発達障害者の特性に応じたクッションコミュニケーションによって、自己肯定感を強めます。

健常者と円滑にコミュニケーションが取れるようになり、自分の才能を十分に発揮できる環境が実現します。

クッションコミュニケーションを行うAIロボットによって、発達障害の認知度が向上し、障害への理解を深めます。

クッションコミュニケーションは発達障害に限らず、考え方の違う人同士や、領域で分断されている組織構造の中でも、その課題や壁を飛び越えて解決に導く為に有効です。

 

■具体的な行動 

虹色パラシュートでは、以下のようなことをしていこうと考えております。

・投稿頂いたアイディアを参考にさせて頂きながら、プロダクト開発に結びつけていく。 

・スモールビジネスとして、やれることから少しずつやっていく。 

・興味のある方や、同じような課題を解決したいという方と共創していきます。

・デザインの力で発達障害者向けの教育やコミュニケーション支援を、出来ることから一歩ずつ進めていく。 

・発達障害者がより良く生きやすい環境を構築するために、家族とのより良い関係構築や、 

 社会との関わり方についてのコミュニケーションアイディアを練っていく。 

・facebook上に虹色パラシュートというページを立ち上げて、情報発信を行っていきます。 

・インスタントチームで、発達障害児のコミュニケーション支援を考える会を立ち上げました。 

・引き続きマイプロジェクトとして、アイディア出しを進めサイト上でアイディアを情報発信していきます。 

 

関連するサービスや、同じような志を持って社会の課題解決に結びつけていこうとする有志の方や、 クリエイティブの力で問題解決を図っていきたいと考えている方、 当活動にご支援いただける方などと一緒にこの取り組みを推進していけたら幸いです。 まだまだスタート地点に立ったばかりですが、この活動が同じように悩んでいる方のお役に立てたらうれしいです。

 

■家族の支援 

投稿アイディアを拝見させて頂きながら、より強く思った事は、 当事者ではなくその家族のためのコミュニケーション支援が不可欠だということです。 当事者の悩みもそうですが、その周りの家族は本人以上に悩み、巻き込まれ、心身共に疲れ切ってしまいます。 そんな時に共感してくれるだけでも、救われる人たちがいます。想像力と共感力がとても大切な時代です。想像力によって人は他人の視点から見た景色をイメージできるようになり、共感力によって、他人に対する思いやりが持てるようになるのだと思います。